通勤や通学、お出かけなどでリュックを使っている方は多いと思います。

当院でも、姿勢矯正を受けられた患者さんなどに、普段の鞄の持ち方についてお話しすることがあります。

せっかく姿勢を整えても、通勤や通学の際に重たい鞄を片手で持ち続けたり、いつも同じ肩に鞄を掛けたりしていると、身体の左右どちらかに負担が偏りやすくなります。

そのため、手提げの鞄や片方の肩に掛ける鞄よりも、両肩で背負えるリュックをおすすめすることがあります。

ただし、リュックを使っていれば、それだけで身体への負担を減らせるとは限りません。

大切なのは「リュックをどのように背負うか」です。

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今回は、身体に負担をかけにくいリュックの背負い方についてご紹介します。ご自身だけでなく、お子さんのリュックも一緒に確認してみてください。

■手提げや肩掛けよりも、両肩で背負えるリュックがおすすめ

手提げの鞄は、どうしても片方の手で持つ時間が長くなります。

肩掛けの鞄や斜め掛けの鞄も、いつも同じ側で持っていると、荷物の重さが身体の片側に偏りやすくなります。

一方、リュックは左右両方の肩ひもを使うことで、荷物の重さを両側へ分散しやすくなります。

ただし、リュックを使っていても、背負う位置や荷物の入れ方が間違っていると、首・肩・背中・腰などへ負担がかかりやすくなることがあります。

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■よく見かける間違ったリュックの背負い方

患者さんから「すでにリュックを使っています」と言われることもあります。

ところが、実際の背負い方を確認すると、肩ひもを長くして、リュックがお尻の近くまで下がっている方が少なくありません。

若い方や学生さんでは、ファッションとして低い位置で背負っている姿もよく見かけます。

しかし、リュックの位置が低すぎると、歩くたびにリュックが大きく揺れ、腰やお尻にバンバン当たりやすくなります。

せっかく両肩で背負えるリュックを使っていても、これでは身体に余計な負担がかかりやすくなってしまいます。

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■リュックが背中から離れると前傾姿勢になりやすい

肩ひもが長く、リュックが身体から離れていると、荷物の重さで身体が後ろへ引っ張られます。

すると、そのバランスを取ろうとして身体が前に傾きやすくなります。

このような姿勢が長時間続くと、次のような負担につながることがあります。

・肩がこりやすい
・首や背中が疲れやすい
・肩ひもによる圧迫感が出やすい
・前かがみの姿勢になりやすい

リュックを背負って歩いているときに、必要以上に身体が前へ傾いていないかも確認してみましょう。

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■リュックを正しい位置で背負うポイント

リュックを背負うときは、肩ひもを短く調整して、リュックを背中にしっかりフィットさせましょう。

確認したいポイントは次のとおりです。

・リュックが背中から離れていない
・リュックの下の部分が腰のあたりに収まっている
・歩いてもリュックが大きく揺れない
・左右両方の肩ひもを使っている
・肩の力を抜いて自然な姿勢で歩けている

背中とリュックの間に大きな隙間を作らないことがポイントです。

また、胸の部分で留める胸ベルトや、腰の部分で留める腰ベルトが付いている場合は、上手に活用しましょう。

リュックの揺れを抑え、荷物の重さを分散しやすくなります。

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■リュックへ荷物を詰め込みすぎていませんか?

背負う位置だけでなく、リュックへ入れる荷物の量にも注意が必要です。

リュックがパンパンになるまで荷物を詰め込むと、重たくなるだけでなく、リュックの背中側まで大きく膨らんでしまいます。

その結果、リュックが身体へしっかりフィットしにくくなり、歩いているときの揺れも大きくなりやすくなります。

荷物を入れるときは、次の点を意識してみてください。

・必要のない荷物は減らす
・リュックの容量に合った量にする
・重い物は背中に近い位置へ入れる
・荷物が左右に片寄らないように分けて入れる

仕事や学校などで、どうしても荷物が多くなる方もいらっしゃると思います。

その場合は無理に詰め込まず、荷物の量に合った容量のリュックを選ぶことも大切です。

長時間背負うことが多い方は、胸ベルトや腰ベルトが付いているかどうかも、リュックを選ぶ際のポイントにしてみてください。

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■リュックは「どう背負うか」が大切

最後に、身体に負担をかけにくい背負い方をまとめます。

・肩ひもを長くしすぎない
・リュックを背中にしっかり密着させる
・左右両方の肩ひもを使う
・荷物をパンパンに詰めすぎない
・重い物は背中に近い位置へ入れる
・胸ベルトや腰ベルトも活用する
・肩の力を抜いて自然な姿勢で歩く

ご自身のリュックはもちろん、お子さんやご家族の背負い方も一度確認してみてください。

肩ひもを少し短くして、リュックの位置を上げるだけでも、背中へのフィット感や歩いたときの揺れ方が変わることがあります。

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■山の豆知識

登山では、リュックのことを「ザック」と呼ぶこともあります。

私自身も登山へ行くときは「リュック」よりも「ザック」と呼ぶことが多いです。

登山用のリュックには、胸ベルトや腰ベルトが付いているものが多く、身体へフィットさせて背負うことの大切さがよく分かります。

登山をされない方も、普段使っているリュックの位置や肩ひもの長さを、この機会に一度見直してみてください。

■首・肩・背中・腰の疲れが気になる方へ

リュックの背負い方を見直しても、首・肩・背中・腰などの疲れや違和感が続く場合は、身体の姿勢や普段の使い方が関係している可能性もあります。

恵整骨院では、身体の状態や日常生活での負担を確認し、一人ひとりに合わせたアドバイスを行っています。

気になる症状や姿勢のお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

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