今回は、姿勢矯正を受けられた患者様の症例をご紹介します。
来院時のお悩みは、右肩から指先にかけての腕全体の痛だるさと、指先のしびれでした。
さらに首の付け根から肩にかけては、強い肩こりや痛みもあり、このような状態が長く続いていました。
医療機関でも診てもらったそうですが、特に問題は見つからず、その後は整体などにも通われていたそうです。
施術を受けると、その場では楽になる。
しかし、しばらくするとまた戻ってしまう…。
その繰り返しで、なかなか完全には良くならない状態が続いていたところ、知人の方から当院をご紹介いただき来院されました。
当院でも、まずは症状に対する施術から
当院でも、最初から姿勢矯正を行ったわけではありません。
まずは右腕の痛だるさや指先のしびれ、首から肩にかけての症状に対して通常の施術を行いました。
施術をすると症状は改善し、続けて治療を行っていくことで、ある程度までは順調に良くなっていきました。
ところが、そこから先がなかなか変わらない。
施術後には楽になっても、それ以上の大きな変化がみられにくい状態になってきました。
このまま症状が出ているところを中心に同じ施術を続けているだけでは、これまでと同じように**「良くなっては、また戻る」**を繰り返してしまうかもしれません。
そこで、症状が出ている右腕だけではなく、身体全体を改めて確認してみることにしました。
そこで気になったのが「姿勢」と「肩の動き」
身体全体を確認してみると、猫背傾向があり、肩の可動域にも制限がみられました。
ご本人は「腕はちゃんと上がっている」と思われていました。
確かに腕を上げること自体はできます。
しかし実際に確認してみると、十分な可動域までは動かせていない状態でした。
症状が出ている腕だけではなく、姿勢や身体の使い方によって首や肩、腕に負担がかかっている可能性もあるのではないか。
そのことをご本人に説明し、姿勢から身体を見直す一つの方法として、姿勢矯正を受けていただくことになりました。
姿勢矯正1回目のBefore/After。横向き・正面から身体の状態を確認しています。
1回目の姿勢矯正から、それまでとは違う変化が
実際に姿勢矯正を行ってみると、1回目から、それまで症状に対して行っていた施術とは違った身体の変化をご本人にも感じていただくことができました。
そこで1回だけで判断するのではなく、6回を1クールとして姿勢矯正を続けていくことになりました。
回数を重ねながら姿勢や身体の状態を確認し、その時々の症状も聞きながら施術を継続していきました。
施術だけでなく、日常生活での負担も見直しました
姿勢矯正を続けると同時に、普段の生活の中で身体に負担をかけている習慣がないかについても確認しました。
その中の一つが、仕事へ行く際に普段から使われていたリュックです。
実際に背負い方を確認してみると、肩や腕に負担がかかりやすい背負い方をされていたため、身体への負担を少なくするためのリュックの背負い方についてもアドバイスしました。
もちろん、リュックの背負い方を変えただけで今回の症状が改善した、というわけではありません。
ただ、せっかく施術によって身体の状態が良くなっても、普段の生活の中で身体に負担をかける習慣を続けていれば、再び負担が積み重なっていく可能性があります。
そのため当院では施術を行うだけではなく、必要に応じて普段の姿勢や身体の使い方など、日常生活の中で気をつけてもらいたいこともお伝えしています。
【リュックは「どう背負うか」が大切!身体への負担を減らす背負い方はこちら】
6回の姿勢矯正を終える頃には
姿勢矯正を重ねる中で、長く続いていた右腕の症状も少しずつ落ち着いていきました。
そして6回目の姿勢矯正を終える頃には、
・右腕全体の痛だるさは、ほとんど気にならない
・指先のしびれも、ほとんど気にならない
という状態まで改善してきました。
ご本人に現在の状態をお聞きすると、日常生活では以前の症状を意識することがほとんどなく、
「そういえば、そんな症状があったな」
というくらいになっているそうです。
まだ指先を意識すると、少し違和感を感じることはあるそうですが、ご本人としては「全然大丈夫」と感じられる範囲まで落ち着いています。
姿勢矯正6回目のBefore/After。初回から継続して身体の状態を確認しながら施術を行いました。
現在は定期的な姿勢矯正へ
6回の1クール終了後は、良い状態を維持していくための定期矯正へ移行しています。
まずは2か月間隔を空けて状態を確認。
それでも良い状態が維持できていたため、次回はさらに間隔を空け、4か月後の定期矯正を予定しています。
身体の状態が安定していれば、必要以上に短い間隔で施術を続けるのではなく、その方の状態に合わせて少しずつ間隔を空けていきます。
症状だけでなく、日常生活まで含めて身体を見る
今回の患者様も、最初から「姿勢を良くしたい」という目的で来院されたわけではありません。
きっかけは、長く続いていた腕の痛だるさと指先のしびれでした。
当院でもまずは症状に対する施術を行い、改善もみられました。
しかし途中から変化が少なくなったことで、改めて身体全体を確認し、姿勢や肩の動きにも目を向けることになりました。
さらに、仕事へ行く際のリュックの背負い方など、普段何気なく行っている身体の使い方についても見直しました。
身体の症状は、必ずしも痛みや違和感が出ている場所だけを見ればいいとは限りません。
「施術を受けると楽になるけれど、また戻ってしまう」
「ある程度までは良くなったけれど、そこからなかなか変わらない」
そんなときには、症状が出ている場所だけでなく、姿勢や身体全体のバランス、そして日常生活での身体の使い方まで少し違った角度から見直してみることも一つの方法です。
恵整骨院では、その方の症状やこれまでの経過、身体の状態だけでなく、必要に応じて普段の生活についてもお話を聞きながら、その方に合った施術やアドバイスをご提案しています。
※施術による変化や感じ方には個人差があります。
※患者様より写真掲載の許可をいただいています。















